この記事では、
CAになりたいけど、生きていく上で大事なお金。
年収はいくら?
という疑問にお答えします。
・5年間JALに在籍していた元CAが書いている
・CAの年収と合わせて、どのようにお給料設定がされているかわかる
私は当時(2017〜2020年)、
約10万円の家賃を払いながら毎月5万円貯金できました!
客室乗務員の年収
スバリ 在職5年目で約440万円 でした。
月収手取りで約30万円×12ヵ月=360万
ボーナス約40万×2回=80万
国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると日本の平均年収は436万円のため、平均値であることがわかります。
しかし、
入社2年目から440万円をもらっていた ので
同年代と比較するとあっという間に平均年収に到達できてしまうんです。
なんでそんなに高いの?
それは、基本給に以下の手当てが加算されるから です。
・フライト手当/深夜手当 ( 飛んでいた時間で加算される )
・パーディアム(宿泊代、いわゆる出張代)
・家賃補助(寮)
そして、フライト手当は次のように決められています。
<JAL お給料設定>
国内線限定CA(入社~1年目前後)
【基本給+フライト手当(月平均80時間×700円)+パーディアム(2~4万)】
国際線CA(1年目以降訓練終了後)
【基本給+フライト手当(月平均80時間×900円)+パーディアム(3~5万)】
お給料形態がこのように設定されていて
訓練期間が終了したときから、管理職につくまで一定 となっています。
だから、入社1年目からでもお給料が高いんだ!
初任給は低い
初任給は、国内平均と比べて低い
大学院卒 | 大卒 | 短大/専門 | |
---|---|---|---|
JAL CA 初任給 | R1/ R5/ 一律199,000 | − | − |
ANA CA 初任給 | R1/ R5/ 197,521 | 194,221 | 186,319 |
国内平均の初任給 | 238,203 (修士課程終了の場合) | 218,324 | 193,274 |
募集要項|JAL
募集要項|ANA
2023年決定度初任給調査|産労総合研究所
年々航空業界の基本給も上がっているようですが、平均の初任給に比べるとまだ低いようです。
私の場合、訓練中は手取りで12、3万円でした。試験ばかりで、遊ぶ暇なんてありませんでしたが・・笑
コロナで激減
コロナ以降、手取り14~16万円 でした
コロナ禍でお給料はがくんと減り、
雇用形態も変化しました。
簡単にいうと手当が全くなくなったので、
基本給のみ、かつボーナスカットです。
JAL | ANA |
出向(市役所、大学等) | お給料3割減(例:年収500万→350万) |
リフレッシュ休暇(休職を取りやすい体制)を整えた | 副業解禁 |
ANAにいるCAのお友達にも聞き込みをしましたが、どちらも早期退職は募っていなかったようです。
同期に当時出向をしている子がいましたが、良い気分転換になったそうで、出向手当ももらえていたそう!
いつでも前向きが大事ですね。
2022年8月現在
有給も取れないほど毎日フライトがびっしりとのこと‥嬉しい悲鳴?笑
2022年10月現在
同期によると今までの過去最大月収だったそうです!手取りで30オーバーと予想。
2023年4月
新卒採用350名程度募集開始
コロナ前は400名程度だったので、航空業界も回復!おめでとう✨
グランドスタッフとの年収比較
JAL・ANA両社ともは300〜500万
JAL SKY 転職口コミサイト:カンパニー通信
ANAエアポートサービス 転職口コミサイト:カンパニー通信
イレギュラーがなければ残業がなく、福利厚生もしっかりしている点が高評価でした。
しかし、CAのようにフライト手当やパーディアムがないので、若手の時は体力仕事の割に安月給に感じるようです。
客室乗務員の仕事内容は?
主にサービス要員と保安要員の顔を持ち合わせます。
機内を快適に、サービス要員
・搭載品の確認
・機内の清掃確認、しつらえチェック
・ドリンク、食事の提供(パイロット含む)
・入国・税関書類のお手伝い
・入国する際税関の書類処理(機内搭載のお酒・たばこなど)
✔️お客様全員に平等な空間を提供し、機内を快適にする仕事
命を守る、保安要員
・飛行機の安全確認(ドアやトイレが故障していないか、ライフベストの搭載有無など)
・お客様のシートベルト、手荷物の安全確認
・危険物、不審者の確認
・急病人の対応
・緊急脱出時の誘導
✔️急病人の対応、脱出時の適格な誘導など命と隣り合わせな仕事
先日の516便の対応、尊敬いたします・・!
仕事内容と年収は割に合ってる?
結論、その日の搭乗者数による!
というのも、
「満席」=サービスのリクエストの数が増える、 急病人発生のリスクがあがる→業務過多になる
かえって搭乗者が少ないと、サービスもすぐ終わるのでレスト(休憩)が長くとれる!
ということです。
急病人なし、変なお客さまもいない^^
天候で遅れもない!
というフライト続きでしたら、お金をいただいた上で海外にも行けていいお仕事だと思います
しかし、そういうわけにもいかないんですね‥。
私の場合満席でヘロヘロ続きのフライトのあと、搭乗者が少なすぎる稀なフライトにあたりそのバランスで体力と気持ちがもってました。
このように、担当する便によって感覚は変わります。
まとめ:CAはお給料だけが魅力ではない
この記事では客室乗務員の年収、
お給料設定についてまとめました
・コロナ前:440万円/手取り30万円(フライト時間により個人差あり)
・コロナ後:手取り13万円前後
・基本給に多くの手当が追加されていくイメージ
特徴としては 入社時から高く、一定が続きます。
そして管理職につけばまた一段と上がります。
コロナ以前より減少したお給料ですが
運行数も戻りつつあります。
完全に回復しましたね!
また、
お給料以外にもステイ先では旅行気分が味わえたり、一期一会の出会いがあったり客室乗務員でしか体験できないことが多くあることも何よりの魅力です。
JALでは採用再開本当に嬉しいです!
合格された皆さま、本当におめでとうございます♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
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